児童が身近なもので防災グッズ作るワークショップ 鳥取市

災害が起きたときに役立ててもらおうと、子どもたちが身近にあるものを使った防災グッズの作り方を学ぶワークショップが、鳥取市で開かれました。

鳥取大学の防災サークルが企画したワークショップには、鳥取市立修立小学校の4年生およそ40人が参加しました。
まず防災サークルの大学生から、大地震が起きると電気や水道が使えなくなって、ふだんの生活ができなくなるおそれがあるなどと説明を受けました。
そして子どもたちは、身近にあるものを使った防災グッズ作りに挑戦し、このうち避難所などで履ける新聞紙のスリッパは、足にけがしないように隙間なく新聞紙を折ることが重要だと教わっていました。
また小さい懐中電灯や非常食などを、プラスチックのボトルに入れた「防災ボトル」をふだんから持ち歩くと、災害時に役立つことを学んでいました。
参加した児童は「意外と簡単に防災グッズを作ることができました。家族の分も作りたいです」と話していました。
鳥取大学の防災サークル「鳥大防災Lab.」で代表を務める山下晴向さんは「最初は災害について学ぶのが怖いと思ってしまうこともあるかもしれませんが、こうした活動を通じて、防災の大切さを感じてもらいたいです」と話していました。