首都圏に住む20代が鳥取市に滞在し地域の魅力発掘

首都圏に住む20代の人たちが、鳥取市に滞在しながら、地域の魅力を発掘する取り組みが行われました。

この取り組みは、メディアや広告などに携わる鳥取県出身者などでつくるグループが、若い人の視点から鳥取の魅力を掘り起こして情報を発信してもらおうと行いました。
今回は、首都圏に住む21歳から23歳までの6人が、26日までの4日間鳥取市に滞在し、河原町と用瀬町を訪問しました。
このうち11月24日に陶芸が盛んな河原町の西郷地区を訪れた参加者は、栃木県から移住してきた若い夫婦が営む工房や窯を見学しました。
参加者は粘土や釉薬を鳥取でとれたものを使っていることや、窯も手作りしたという説明を受けながら写真や動画を撮影していました。
参加した大学4年の下澤里桜那さん(21歳)は「作品ができる工程を実際に見ることで、唯一無二の工芸のよさを改めて感じた」と話していました。
主催団体代表の辻堅太郎さん(39歳)は「鳥取とゆかりのない若い人が、新鮮な視点で地域を見て交流してもらえる機会となっている。彼らが同世代に向けて発信することで、鳥取の魅力が広がれば」と話していました。