米子 皆生温泉で「日本サウナ学会」 “健康によい効果”紹介

「日本サウナ学会」の総会が25日、米子市で開かれ、サウナを活用することで健康によい効果があるなどとした研究が紹介されました。

近年、人気が高まっているサウナを活用することで健康につなげ、適切な利用の普及を目指す「日本サウナ学会」の総会は、米子市の皆生温泉で開かれ、医師や研究者、スポーツ選手などが登壇しました。
このうち医師で日本サウナ学会の加藤容崇代表理事と鳥取大学医学部の三浦明彦助教らは、「サウナとメンタルケア」をテーマに意見を交わしました。
加藤代表理事は、サウナを適切に活用することでマインドフルネスという集中力を表す数値が上がったという国内の研究を紹介しました。
また、三浦助教は、同じことを繰り返し考えることで不安症やうつ病を引き起こす「反すう思考」について、「サウナに入ることで悪循環をたち切ることでき、そうした状況を改善する効果が期待できるのではないか」と話していました。
会場には、県内外からサウナの愛好家なども訪れ、鳥取市の40代の女性は「サウナは、体に意識を集中することで、悩みをその時間だけは考えずにすむので、心に効果があるんだなと思いました」と話していました。
熊本県から訪れた20代の女性は「自分自身も、サウナで気分があがったりする効果を感じていたので、医学的な視点で話を聞けてよかった」と話していました。