災害時避難所の体育館 エアコン設置は4% 県教育委員会

災害時に体育館が避難所に指定されている鳥取県内の小中学校と高校で、エアコンが設置されているのは、4パーセント程度にとどまることが、県教育委員会のまとめで分かりました。

鳥取県教育委員会によりますと、県立高校と特別支援学校、それに市町村の小中学校で、体育館や教室が災害時の避難所に指定されている学校は142校あり、このうちエアコンが設置されているのは県立学校が11校、市町村の小中学校が99校の合わせて110校で、設置率は77.5パーセントでした。
また、学校内で体育館だけが避難所になる46校のうち、エアコンが設置されているのは倉吉市の県立倉吉養護学校と、日吉津村の日吉津小学校のあわせて2校で、設置率は4.4パーセントにとどまっています。
鳥取県はリース業者と協定を締結することで、災害の際には夏場は冷房機器を、冬場は暖房器具を調達して避難所に配備する体制をとっているとしたうえで、県教育委員会は「国の補助金などを活用し、体育館へのエアコンの設置を進めたい」と話しています。