“日本一美しい廃線跡”一日限りのライトアップ 倉吉市関金

「日本一美しい廃線跡」とも呼ばれている倉吉市関金地区にある旧国鉄の線路の跡地を、一日限りでライトアップするイベントが10日、初めて行われました。

このイベントは、夜間の新たな観光スポットを生み出そうと倉吉青年会議所などが企画しました。
昭和60年に廃線となった旧国鉄の倉吉線は、山間部の倉吉市関金地区に、竹林の中の線路やトンネルなどが残り「日本一美しい廃線跡」とも呼ばれています。
10日、300メートルの区間の線路や竹林がおよそ200個の竹灯ろうの中に入れられたLEDライトで照らし出され、訪れたおよそ400人の人たちは、一日限りの幻想的な景色を眺めながら散策していました。
主催した団体では、今回の訪れた人たちから感想を聞き取った上で、今後、自治体や観光団体に対しライトアップのイベントを長期間、開催できないか要望したいとしています。
訪れた地元の20代の女性は「竹林や竹細工がライトアップされていて、とてもきれいだと思いながら写真を撮っていました。この廃線跡は最近多くの人が訪れSNSでも注目されている歴史深い場所なので、今後も今回のようなイベントを通じて地域の発展につながってほしいです」と話していました。