スーパー閉店の八頭町船岡地域 注文の商品を配送する実証実験

地域唯一のスーパーが閉店した八頭町の船岡地域で、公共施設に設置された端末で、食料品や日用品を注文し、住宅などに届けてもらう実証実験が11月から始まっています。

この実証実験は、地域唯一のスーパーがことし7月末に閉店した八頭町の船岡地域で、買い物環境を確保しようと、町と鳥取市のIT企業が連携して11月から取り組んでいます。
公共施設に設置された端末で、利用者がインターネットを通じて、食料品や日用品を選んで注文すると、IT企業が運営する配送サービスを通じて自宅や公共施設に商品が届けられます。
7日隼地区で、利用に先だって必要な登録作業が行われ、80代から90代の5人が、名前や住所などの情報を紙に書いてサービスに登録していました。
この実験では4つの地区それぞれで週に1度、企業の担当者の支援を受けながら注文することができ、週に2度、商品が届けられるということです。
八頭町企画課の高橋雅志主幹は「スーパーの閉店で不安の声が寄せられている。インターネットで注文し、自宅まで配送してもらえる仕組みを、一つの手段として利用してもらいたい」と話していました。