「発達障害」の診断受けた児童・生徒3617人 過去最多に
「発達障害」の診断を受けた小中高校生は3617人で、現在の形で統計を取り始めてから最も多くなりました。
鳥取県教育委員会は、県内の小中高校それに義務教育学校を対象に、ことし5月現在で「発達障害」の診断を受けた児童や生徒の在籍状況を調べました。
その結果、診断を受けた児童・生徒は3617人で、前の年に比べて192人増え、現在の形で統計を取り始めた2009年度以降で最も多くなりました。
すべての児童・生徒に占める割合は6.4%で、こちらもこれまでで最も高くになっています。
また「発達障害」の診断を受けた児童・生徒のうち、特別支援学級に在籍する子どもは小学校が61.1%、中学校が47.3%で年々上昇しています。
鳥取県教育委員会は、発達障害が広く認知され、進学や就職にあたって合理的な配慮が必要なことが知られつつあることが背景にあるとしたうえで「通常の学級で学んでいる児童・生徒も多いため、すべての教職員が、特別支援教育に関する専門知識を高める研修などを行っていきたい」と話しています。