鳥取県出身の会社経営者と県幹部との意見交換会

外食チェーンの創業者や菓子メーカーの会長など、鳥取県出身の会社経営者らと県幹部との意見交換会が開かれ、豊かな自然など県の強みを生かした戦略を実行すべきなどと提言しました。

10月27日に県庁で開かれた意見交換会には、鳥取県出身の大手企業の経営者ら7人と、平井知事をはじめとした県の幹部らが出席しました。
このなかで、ゆうちょ銀行元会長の足立盛二郎氏は、新型コロナの感染拡大を経て、鳥取の豊かな自然や静かな住環境の価値が見直されていると指摘し「10年後、20年後を見据えた経済戦略を強化してほしい」と強みを生かした政策を打ち出すべきだと述べました。
また日本生命元副社長の岡田信吾氏は「県外や海外に出て活躍をする人材には、共通して育った場所への自信があり、自分の郷里を知っていることが武器になる」として、若い世代が鳥取に誇りを持てるような環境を作っていくことが大切だと指摘しました。
このあと県の担当部局が、災害対策や人口減少対策など、それぞれの分野での取り組みを紹介しました。
外食チェーン「リンガーハット」の創業者で、名誉会長を務める米※ハマ和英氏は、会議のあと「鳥取の魅力を脈脈と引き継ぎ、さらにチャレンジしている県の姿勢を心強く感じた。荒波を乗り越える人材を育てるため、少しでも力になりたい」として、県の振興に協力したいという考えを強調しました。

※眉のハマ