大山町・大神山神社奥宮の屋根ふき替えクラウドファンディング

国の重要文化財に指定されてい大山町の「大神山神社奥宮」の屋根のふき替えなどに必要な資金を集めようと、神社ではクラウドファンディングで寄付を募っています。

大山中腹の標高およそ900メートルに建てられた「大神山神社奥宮」は、社殿が国の重要文化財に指定されていますが、国や県などどともに、神社も費用を負担して屋根のふき替え工事などを行っています。
こうしたなか大神山神社の相見和紀宮司らが23日、米子市で記者会見を開きました。
このなかで相見宮司は、新型コロナの影響で寄付が例年より集まっていないことに加え、資材が高騰している影響などで、工事などに必要な資金が不足していることから、500万円を目標に、ことし12月15日までクラウドファンディングによる寄付を募ると発表しました。
寄付の方法は、大神山神社のホームページで紹介していて、目標額に達しなかった場合は返金するとしています。
相見宮司は「昔からの日本の伝統的な建物や文化を、次世代に引き継ぐのが私の責任だと思う。この工事が完成するよう、1人でも多くの人に心を寄せてほしい」と話していました。