スーパー閉店の倉吉市関金地区に岡山の会社が新たに出店へ

9月に地区唯一のスーパーが閉店した倉吉市の関金地区で、市の施設に岡山県の会社が新たにスーパーを出店する見通しとなりました。

倉吉市の関金地区では、9月26日に地区唯一のスーパー・Aコープせきがね店が閉店し、地区の住民で作る「関金地区振興協議会」が、新たにスーパーを出店する企業を探していました。
その結果、岡山県真庭市でスーパーを運営する「みかもストア」が、市の関金支所などが入る「関金総合文化センター」の1階ロビー、およそ100平方メートルの場所に出店する見通しとなったということです。
「みかもストア」は、来年3月末までの出店を目指しているということで、スーパーを誘致した協議会は20日、市に対して施設の無償での使用と店舗設備などにあてる費用の補助を要望しました。
市は施設の無償での使用については、今後検討するとしています。
また費用の補助に関する予算は11月の臨時市議会に提案される予定です。
関金地区振興協議会の牧田皓司会長は「利用者がいなければスーパーも立ちゆかなくなってしまうので、1人でも多くの人に利用してもらい、店舗を支えてもらいたい」と話していました。
また「みかもストア」は「『関金になんとかスーパーを残したい』という協議会の思いに賛同した。今後できる限り協力していきたい」と話していました。