国産水産物の消費増へ 太平洋側の魚使った料理ふるまう 鳥取

東京電力の福島第一原子力発電所の処理水放出を受けて、中国が日本の水産物の輸入を全面的に停止するなか、国産の水産物の消費を促そうと、鳥取市で開かれている食のイベントで、太平洋側の魚を使った炊き込みごはんがふるまわれました。

これは、国産の水産物の消費を増やそうと、鳥取市の農産物直売所「地場産プラザわったいな」で開かれているイベントにあわせて鳥取県が企画しました。
15日は、県内の飲食店などで働く料理人が、会場を訪れた人に太平洋側の魚介類や県産の食材を使った料理のレシピなどを紹介しました。
そして、料理人が腕を振った千葉県産のアカムツの炊き込みごはんが無料でふるまわれ、来場した人たちは、旬の味がしみこんだごはんに舌鼓を打っていました。
岡山県から家族で来た40代の男性は「おいしかったです。産地を気にすることは多少はあったが、食べてみたら気になりませんでした」と話していました。
鳥取県食パラダイス推進課の藤田美奈子課長は「鳥取県としても、漁業を営む人の応援になればと思い企画した。魚のおいしさを知ってもらうことで、日々の料理にも取り入れてほしいと思っています」と話していました。