閉店スーパーが「東宝ストア赤碕店」として再オープン 琴浦町

先月中旬に閉店した琴浦町のJA系のスーパーが「東宝ストア赤碕店」として6日、3週間ぶりに再オープンしました。

鳥取県中部でスーパーを運営する「東宝企業」は、9月15日に閉店した琴浦町の「Aコープ赤碕店」を引き継ぎ「東宝ストア赤碕店」として6日に再オープンさせました。
店には、開店前から70人以上の買い物客が列を作り、当初の予定より10分早い午前9時20分に営業が始まると、買い物客は店員に出迎えられながら店に入り、食料品などを買い求めていました。
買い物に訪れた琴浦町の89歳の女性は「閉店した時はどうしようかと思いましたが、買い物をするのに近いお店があって本当によかったです。年をとると遠くには行けないので、また利用しようと思います」と話していました。
また80歳の男性は「これまであったスーパーがなくなると、少しの間でも不便でした。今後、車に乗れなくなった時には近くにスーパーがあったほうがいいです」と話していました。
東宝ストア赤碕店の岡本正則店長は「バスやタクシーなどを利用してでも、買い物をしないといけないという現状がある中で、少しでも手助けできるよう、地域の住民に喜んでもらえるよう努力していきたい」と話していました。
鳥取県中部のJA系のスーパーをめぐっては来年3月に閉店する琴浦町の「Aコープトピア店」は「東宝企業」が引き継ぐ方針を示していますが、倉吉市の「Aコープせきがね店」と北栄町の「Aコープ下北条店」は先月閉店し、地域の買い物環境をどう維持していくのかが課題となっています。