児童・生徒のインターネット投稿4500件が問題ある書き込み

昨年度、鳥取県内の小学・中学・高校生によるインターネットへの投稿で、自分の個人情報を不用意にさらすなど問題のある書き込みがおよそ4500件に上ったことが、県教育委員会の調べで分かりました。

鳥取県教育委員会によりますと、昨年度、NPO法人に委託して鳥取県内の国公私立の小中高校、それに特別支援学校を対象に、インスタグラムや匿名の質問箱などに寄せられた書き込みを調べました。
その結果、問題のある書き込みが4451件に上ったということです。
このうち最も多いのは中学校で、2617件と全体の59%を占め、次いで高校が1255件で28%、小学校が68件で2%などとなっています。
内容は顔写真など個人につながるような情報を不用意にさらしているものがほとんどですが「うざい」や「きもい」など、いじめにつながるような言葉を使っている投稿や、飲酒や喫煙、店内でふざけているといった不適切な動画や画像の投稿もあり、このうち投稿者や学校を特定できた29件については、学校に情報提供したということです。
県教育委員会いじめ・不登校総合対策センターは「インターネットへの投稿には危険を伴うことを、学校を通じて子どもたちに伝えていきたい」と話しています。