松田正県議 ゴルフ同好会の会費を私的流用

県議会議員に支給された政務活動費を使って、宿泊を重ねていた松田正県議会議員が、議員でつくるゴルフ同好会の会費を私的に流用していたことが分かりました。

米子市選挙区選出の松田正県議会議員は、昨年度、支給された政務活動費で「県民割」を利用するなどして、県内外の宿泊施設に82泊していたことが明らかになっています。
鳥取県議会自由民主党は15日に記者会見し、松田議員が県議会議員で作る「県議会ゴルフ同好会」の会費を流用していたことが明らかになったと発表しました。
それによりますと松田議員は、幹事長として同好会の会費を管理していましたが、ほかの会員から決算報告が適切に行われていないと議会事務局に連絡があったということです。
このため同好会が通帳などを確認し、松田議員に説明を求めたところ、およそ230万円を私的に流用したことを認めたということです。
松田議員は会派の聞き取りに対し「大変申し訳ないことをした」と話した上で、およそ230万円を返金したということです。
鳥取県議会自由民主党は、松田議員を15日付けで除名処分にしました。
鳥取県議会自由民主党の斉木正一会長は「このような事態を生じ、県議会の信頼を失わせたことはざんきに堪えない。県民の皆様に心よりおわび申し上げたい」と話しています。