スーパー「トスク」運営引き継ぎ 利用者からは安どの声

9月末で全店舗が閉店する、県東部のJA系のスーパー「トスク」について、JA鳥取いなばは、このうち3店舗の運営を鳥取市に本部を置くスーパー「エスマート」に引き継ぐ方向で最終調整に入り、13日に理事会で協議しています。
こうしたなか引き継ぎの対象となっている店舗の利用者からは、安どする声が聞かれました。

「JA鳥取いなば」は100%出資するスーパー「トスク」について、鳥取市と若桜町・八頭町それに智頭町の6店舗と、岩美町の「フレッシュライフいわみ」のあわせて7店舗を9月末で閉店します。
このうち鳥取市の吉成店と若桜町の若桜店、それに智頭町のちづ店の3店舗を、鳥取市に本部を置くスーパー「エスマート」が引き継ぐ方向で最終調整に入り、JA鳥取いなばは13日に臨時の理事会を開いていて、最終的な方針を決定することにしています。
これについて若桜町の若桜店の利用客からは、安心したという声が聞かれました。
70代の女性は「具体的な交渉の進展が見えずずっと心配してたのでとても安心しました」と話していました。
一方JA鳥取いなばは、鳥取市の用瀬店と八頭町の丹比店については、引き続き引き継ぎ先を探すことにしています。
用瀬店を利用している85歳の女性は「スーパーが遠くなると、購入した食材などを持って家に帰るのも大変だ。どこかの業者に入ってもらい、なくならないようにしてもらいたい」と話していました。