政務活動費で宿泊重ねた松田正県議陳謝“常識の範囲から逸脱”

昨年度、県議会議員に支給された政務活動費を使って宿泊を重ね、その後68泊分の費用を返還した松田正県議会議員が会見を開き「常識の範囲から逸脱していた。疑念を持たせてしまい申し訳ありません」と陳謝しました。

米子市選挙区選出の松田正県議会議員は、昨年度支給された政務活動費で「県民割」を利用するなどして、県内外の宿泊施設に82泊していたことが明らかになりました。
これについて批判が相次いだことなどから収支報告書を修正し、68泊分の宿泊代と交通費あわせて40万円あまりを9月4日付けで返還しました。
これについて松田議員は県庁で記者会見を開き「申告をする前にもう少し考えるべきで、常識の範囲を逸脱していた。県民に疑念を持たせてしまい申し訳ありません」と陳謝しました。
その上で宿泊費を計上する際で義務づけれている報告書を提出していなかった理由について「あとでなんとかすればいいと思っていた」と釈明しました。
松田議員は新型コロナの感染拡大以降、宿泊日数が大幅に増え、令和元年度は41泊、令和2年度は78泊、令和3年度は81泊分の政務活動費が支給されていますが、過去に遡って返還するか問われたのに対し、報告書を提出しているとして返還する意思はないとの考えを示しました。