新しいコロのワクチン接種 9月20日から全世代対象に始める

鳥取県は流行の主流となっているオミクロン株の派生型に対応した、新しい新型コロナウイルスのワクチンの接種を、すべての世代を対象に9月20日から順次始めることになりました。

新型コロナウイスの患者数は、7月下旬をピークに高い水準で推移していて、ゲノム解析でオミクロン株の派生型の「XBB」系統が流行の主流となっています。
このため県ではこの「XBB」系統に対応する新しいワクチンの接種を、9月20日から順次始めることになりました。
対象になるのは初回接種をすでに済ませ、前回の接種から3か月以上経過している生後6か月以上のすべての希望者で、費用はかかりません。
予約に必要な接種券は今後、市町村が対象となる人たちへ発送することにしています。
一方、ことし5月から高齢者や基礎疾患のある人など重症化リスクが高い人を対象に無料で行っているワクチン接種は、期間を2週間あまり延長し、9月19日まで実施することにしています。
県医療・保険課は「年末年始は新型コロナの感染が増える傾向にあるので、特に重症化のおそれが高い高齢者などは接種を検討してほしい」と話しています。