八頭町に試験的に出店していた「移動スーパー」営業継続へ

鳥取県東部にあるＪＡ系のスーパーは９月末までにすべて閉店します。
このうち八頭町の閉店したスーパーの隣で７月末から試験的に出店していた「移動スーパー」が、収益の見通しが立ったなどとして、今後も営業を続けることになりました。

鳥取県東部のＪＡ系のスーパー「トスク」は、９店舗のうち八頭町の「ふなおか店」など２店舗がすでに閉店し、そのほかの７店舗も９月末にすべて閉店します。
このうち八頭町の「ふなおか店」では、食料品を車に積んで販売する「移動スーパー」の業者が、町の依頼を受けて店の隣の町有地で、７月末から毎週土曜日の夕方に試験的に出店していて、継続して営業できるかどうか可能性を探っていました。
その結果、町と業者によりますと、当面の収益の見通しが立ったことや、利用する町民から営業の継続を求める要望が強かったことから、今後も週１回のペースで出店を続けることになったということです。
これについて「移動スーパー」を営業する業者は「毎回来店してくれる人もいるなど、町民が買い物をする場所を求めていると感じた。今後も期待に応えたい」と話しています。
八頭町企画課は「困っている町民が買い物を続けられるように今後も取り組みを継続してほしい」と話しています。