元県議 コロナ助成金詐欺の罪 起訴された内容認める

新型コロナ対策の国の助成金をだまし取ったとして、詐欺の罪で起訴された鳥取県の元県議会議員の初公判が、松山地方裁判所で開かれ、元議員は起訴された内容を認めました。
裁判は9月1日で結審し、検察は「犯行は極めて強い非難に値する」などと指摘し、懲役6年を求刑しました。

鳥取県の元県議会議員・平井伸治被告(55)は、新型コロナ対策としての国の助成金制度について、松山市の飲食店とホテル運営会社の申請を巡り、うその申請を行ってあわせて2900万円近くをだまし取るなどしたとして詐欺などの罪に問われています。
9月1日、松山地方裁判所で初公判が開かれ、元議員は起訴された内容を認めました。
裁判で検察は元議員が以前働いていた職場でも、同様の不正受給を行っていたことを明らかにしたうえで「支給の要件が緩和されたことを利用して、多くの人を巻き込み、犯行を繰り返したことは極めて強い非難に値する」などと指摘し、懲役6年を求刑しました。
これに対して弁護側は、元議員は真摯に反省し弁済の意思があるうえ、すでに議員を辞職し社会的制裁を受けているなどとして、執行猶予付きの判決を求めました。
裁判は9月1日で結審し、判決は10月18日に言い渡される予定です。