鳥取東照宮前の街路樹が倒れたのは根の腐食などが原因

8月3日に、鳥取市の鳥取東照宮近くの街路樹が倒れ、女性がけがをしたことを受けて、県が依頼した専門家が調査した結果、木の根の腐食が進んでいたことなどが原因とみられることが分かりました。

8月3日、鳥取市上町の鳥取東照宮の鳥居近くの県道に植えられていた、高さおよそ21メートルのモミの木が突然根元から倒れ、近くを通りかかった女性に当たり、女性は背中や腕に軽いけがをしました。
県が専門家に依頼して調査したところ、木の根の腐食が進んでいたほか、同じ種類のモミの木の平均的な寿命とほぼ同じ樹齢200年を超えていたことがわかり、県はこうしたことが倒木の原因になったとみています。
県では管理する県道沿いにある3メートル以上の街路樹およそ1万5000本について、木が傾いていないかや幹や枝などに腐食はないかなど、緊急点検を行いましたが、倒木のおそれがある木は確認されなかったということです。
県道路企画課は「今後も定期的に点検を行い、伐採など必要に応じた対応を行っていきたい」としています。