「トスク用瀬店」閉店で共助交通が最寄りスーパーまで運行延伸

鳥取市にあるスーパー「トスク用瀬店」が9月閉店することに伴い、地域からスーパーがなくなる鳥取市佐治町と用瀬町の住民の買い物環境を確保しようと、地元のNPOなどが運行しているバスが、最寄りのスーパーまで運行区間を延伸することになりました。

JA系のスーパー「トスク」は、9月末に県東部にある7店舗すべてを閉店することにしていて、このうち鳥取市佐治町と用瀬町で唯一のスーパー「トスク用瀬店」が閉店すると、これらの地域からスーパーがなくなります。
鳥取市は23日に開いた地域の交通環境を議論する会議で、佐治町と用瀬町を走る共助交通の「さじ未来号」と「いきいき社バス」の運行区間を、最寄りの河原町にあるスーパー「エスマート鳥取南IC店」まで延伸させる案を報告し、了承されました。
「さじ未来号」と「いきいき社バス」は、ことし10月1日から1日往復1便がそれぞれ延伸され、運賃は1人200円と変わりませんが、利用するには事前に予約が必要です。
鳥取市交通政策課の小森毅彦課長は「住民が不便にならないよう、交通の観点からも買い物環境への支援をしていきたい」と話していました。