台風被害の八頭町 復旧支援ボランティアの活動始まる

台風7号による記録的な大雨で被害が出た八頭町では、復旧支援にあたるボランティアの活動が21日から始まり、住宅の敷地に流れ込んだ岩や土砂を取り除く作業にあたりました。

八頭町では、町の社会福祉協議会が、21日から町民を対象に災害復旧にあたるボランティアの受け入れを始め、初日の21日は町民10人と応援にかけつけた県職員6人が参加しました。
山あいにある落岩地区の住宅には、裏山から流れる沢が増水した影響で、庭に大量の岩や土砂が流れ込んだままになっていて、ボランティアの参加者は岩などを撤去する作業にあたりました。
この家に住む54歳の男性は「岩が多いので、家族だけでかたづけるのは難しかった。とてもありがたい」と話していました。
ボランティアに参加した八頭町内に住む25歳の男性は「重機が入れないところは人手がかかる。土砂を出さないと今までの状況に戻れないので、できることはやっていきたい」と話していました。
八頭町の社会福祉協議会は、引き続き町民を対象にボランティアを募集していて、今後、被害状況に応じて活動する内容を検討していくとしています。