「米子がいな祭」前に 米子城の形の巨大バルーン

山陰を代表する夏祭りのひとつ、「米子がいな祭」が、19日、50回目の開催となるのを前に、米子城跡に天守を再現した巨大なバルーンが設置されました。

このバルーンは、「米子がいな祭」が、19日と20日、JR米子駅前を中心に開催されるのを前に、祭りの実行委員会が企画しました。
まず、米子城跡の入り口にある「枡形」で、市民のボランティアや陸上自衛隊米子駐屯地の隊員など120人がバルーンを固定する土のうを背負うと、米子市の伊木隆司市長がかっちゅう姿で出陣を宣言し、標高90メートルの天守台に向かいました。
参加者が石段を何往復もして、分割したバルーンや送風機などを天守台に運んだあと、組み合わせたバルーンを送風機で膨らませると、天守を再現した高さ11メートルのバルーンが完成しました。
米子がいな祭の実行委員会の松浦啓介記念事業担当部長は「『突拍子もない』という意味の『ダラズげなこと』を真面目に本気でというテーマで企画しました。バルーン城を家やまちから見上げてほしい」と話していました。
米子城のバルーンは、20日まで設置され、夜間はライトアップされます。