鳥取市佐治町の集落孤立解消へ 岡山県に国道の復旧作業を要請

鳥取市佐治町では、台風で国道が寸断された影響で、いまも岡山県との県境に近い3つの集落で孤立状態が続いています。
鳥取県は、通行止めになっている岡山県内の国道を開通させ、岡山側からも復旧工事を進めることで孤立状態の解消を早めようと、鳥取県は、16日、岡山県内の国道の復旧を優先してもらうよう、岡山県に協力を要請しました。

今回の台風の影響で、鳥取市佐治町と岡山県鏡野町とを結ぶ国道482号線では、土砂崩れや道路の崩落が相次ぎ、鳥取市佐治町では、いまも岡山県との県境に近い3つの集落で孤立状態が続いています。
佐治町内では、多くの地点で崩落などがあり、復旧に時間がかかると見込まれています。
このため、鳥取県は、いまは通行止めになっている岡山県内の国道が開通することで岡山側からも復旧工事を進めて孤立状態の解消を早めようと、16日、鳥取県の平井知事は、岡山県の伊原木知事に対し、岡山県内の国道の復旧を優先してもらうよう協力を要請しました。
岡山県は、17日午後にも復旧工事を始める予定だということです。
鳥取県では、今後も県境をまたいだ災害が発生した場合に備えて、両県で連携を強化することにしたということです。
鳥取県では、17日に開かれる島根県との両県知事会議でも、島根側に今後災害が起きた際に連携して復旧に取り組むことを打診することにしています。