コロナ助成金詐欺事件 平井伸治鳥取県議を詐欺の罪で追起訴

松山市のホテルの運営会社が、新型コロナの影響で従業員を休業させ手当を支給したとうその申請を行い、国の助成金を不正に受給したとして、平井伸治鳥取県議会議員が再逮捕された事件で、松山地方検察庁は4日、平井議員を詐欺の罪で追起訴しました。

追起訴されたのは、鳥取県議会議員・平井伸治被告(55)です。
起訴状などによりますと、議員は去年3月までのおよそ4か月間、松山市のホテルの運営会社が新型コロナの影響で、従業員を休業させ手当を支給したとうその申請を行い、国の雇用調整助成金1600万円余りを不正に受給したとして、詐欺の罪に問われています。
平井議員は、松山市のとんかつ店の経営者らと共謀し、同様の手口で国の助成金およそ1200万円を不正に受給したとして、先月起訴されています。
一連の事件を巡っては合わせて7人が逮捕され、このうち議員やとんかつ店の経営者など3人が起訴されましたが、ほかの4人は不起訴となっています。
理由について松山地方検察庁は「証拠関係に照らして判断した」としています。