鳥取県 生成AI活用開始で職員向けの説明会

「チャットGPT」などの生成AIについて、鳥取県は、3日、活用に興味がある職員向けの説明会が開きました。

鳥取県は、庁内の業務効率化を図るため、「チャットGPT」などの生成AIについて、使用できる業務を限定したうえで、事前に申請した職員にかぎって今月(8月)1日から暫定的に活用を始めています。
3日は、活用に興味がある職員を対象に、使用上の注意点などを学んでもらおうと説明会が開かれ、およそ40人が参加しました。
説明会では、県が専門家らと作成したガイドラインが紹介され、県の担当者が、活用は主に事務作業の補助やヒント集めの範囲にとどめることや、生成AIから示された情報の根拠を確認すること、機密情報を入力しないことなどを説明していました。
このあと、参加した職員たちは、生成AIを使って必要な情報を入手する手順を体験しました。
参加した職員は、「デモ機でやってみたら、非常に簡単に答えを得られて、調べ物をするときにすごく役立つと思いました」と話していました。
県デジタル改革課の北川哲男課長は、「革新的な技術で、説明会を通して使いやすいシステムという感触を得た。利用上のルールを守ってもらい、県の信頼確保につとめながら、県庁の業務改革を進めていきたい」と話していました。