智頭駅開業から100周年で記念式典 智頭町

鳥取県智頭町の智頭駅が先月で開業から100周年を迎えたことを記念する式典が開かれました。

智頭駅は1923年6月5日に当時の国鉄の駅として開業し、先月、100周年を迎えました。
30日は、町や県、それにJR西日本の関係者など出席して記念の式典が開かれました。
このなかで智頭町の金兒英夫町長は、「この地域の鉄道網を維持するためにこれからも皆さんの協力をお願いしたい」とあいさつしました。
このあと開業100周年を記念して智頭町産の杉で作られたプレートが町の商工会や観光協会などで作る記念事業の実行委員会からJR西日本に贈呈されました。
また30日は、元智頭駅長の高木泰雄さんが「一日駅長」を務め、観光列車「あめつち」の出発の合図を出すと子どもたちが手を振って列車を見送りました。
智頭駅開業100周年記念事業実行委員会の中村正直実行委員長は、「智頭駅が開業したことによって智頭の産業・経済は大きく変わった。イベントを機に智頭駅の存在にもっと目を向けてもらい、駅の利用が少しでも増えていけば良いと思う」と話していました。