鳥取市のマイナンバーカードのひもづけミス485人に

鳥取市は、県東部1市4町の障害者手帳の情報をマイナンバーカードの専用サイトにひもづける作業を行うなかで、あわせて485人分の情報を誤って別の人のマイナンバーにひもづけしていたことが明らかになったと発表しました。

鳥取市では、6月29日に精神障害者に発行している障害者手帳の情報を、別の人のマイナンバーにひもづけていたことが分かり、これを受けてほかにも同じようなミスがないか調査していました。
その結果28日、鳥取市はあわせて485人分の障害者手帳の情報をあやまってひもづけし、別の人が閲覧できる状態になっていたことが明らかになったと発表しました。
県東部1市4町の精神障害者手帳の発行は、平成29年度まで県が担ってきましたが、鳥取市が中核市に移行された平成30年度以降は鳥取市が所管しています。
市によりますと、県が発行した手帳の番号と、市が平成30年度以降に発行した手帳の番号がそれぞれ別々の人の手帳にもかかわらず、重複するケースがあるということです。
そうしたなか、ひもづけを行うシステムが県と市の番号の違いを識別できず、同じ番号を持つ別の人に誤ってひも付けてしまったことがミスの原因だと説明しています。
市によりますと、マイナンバーの個人番号や氏名などの個人情報の漏えいはなかったものの、2人が別の人の情報を閲覧していたことが分かり、市は政府の第三者機関の個人情報保護委員会に2件の情報漏えいがあったと報告することにしています。
市障がい福祉課は「心配や迷惑をおかけし申し訳ございません。再発防止策を講じ信頼を取り戻せるよう努めてまいりたい」としています。