米軍機が航空自衛隊美保基地に緊急着陸

アメリカ軍の戦闘機2機が、21日午前、境港市の航空自衛隊美保基地に緊急着陸しました。

中国四国防衛局や鳥取県によりますと、21日午前10時半ごろ、境港市の航空自衛隊美保基地にアメリカ軍の「F16」戦闘機2機が緊急着陸しました。
F16戦闘機は2機とも青森のアメリカ軍三沢基地所属で、緊急着陸した原因はわかっていないということです。
緊急着陸した直後に撮影された写真では、滑走路上の戦闘機に自衛隊の消防車が待機している様子が確認できます。
鳥取県によりますとこのうち1機は、着陸からおよそ4時間後の午後2時20分に飛び立ったということです。
美保基地は米子空港と滑走路を共用していて、緊急着陸の影響で、滑走路がおよそ20分間閉鎖され、全日空の羽田空港とを結ぶ1往復2便に、10分前後の遅れが出ました。
航空自衛隊美保基地によりますと、アメリカ軍の航空機が美保基地に飛来するのは6月23日に輸送機2機が離着陸の訓練で飛来して以来で「F16」戦闘機が着陸したのは初めてだということです。
鳥取県は中国四国防衛局と外務省に対し、原因究明と再発防止をアメリカ軍に要請するよう文書で申し入れました。