マイナひも付けミス 鳥取市などで障害者手帳情報100件以上

鳥取市など県東部1市4町の障害者手帳の情報が、別の人のマイナンバーに誤ってひも付けられたケースが、これまでに100件以上確認されたことがわかりました。
情報を管理する鳥取市は「個人を特定できる情報の漏えいはなかった」としています。

鳥取市によりますと、県東部1市4町の精神障害者に発行している障害者手帳の情報のうち、手帳番号や障害の等級、それに発行された日付や有効期限が別の人のマイナンバーに誤ってひも付けられたケースが、これまでに100件以上確認されたということです。
誤ってひも付けられた情報は、マイナンバーカードの専用サイト「マイナポータル」で、6月末まで閲覧できる状態でしたが、市は「個人を特定できる情報の漏えいはなかった」としています。
鳥取市は、平成30年に中核市に移行し、県東部1市4町の障害者手帳の発行業務などが県から移管されました。
それまで県が発行した手帳と、市が新たに発行した手帳とで同じ番号が割り振られたということで、マイナンバーと手帳番号をひも付けた際に、別の人の情報もひも付けてしまったとしています。
1市4町で精神障害者手帳を持つおよそ3000人の情報が、正しくひも付けられているかさらに確認を進めていて、鳥取市障がい福祉課は「心配や迷惑をおかけし申し訳ありません。早急に調査点検を進め、正しくひも付けが行われるよう対応していきたい」と話しています。