「全日本トライアスロン皆生大会」 4年ぶりに通常開催

国内で最初のトライアスロンの大会として知られる「全日本トライアスロン皆生大会」が米子市などで開催されました。

「全日本トライアスロン皆生大会」は、昭和56年に国内で最初に始まったトライアスロンの大会です。
ことしは、4年ぶりにコースの距離を通常に戻して開催され、全国からおよそ1100人の選手が参加しました。
選手たちは、午前7時に米子市の皆生海岸をスタートし、まず日本海を3キロ泳ぎました。
続いて、自転車に乗り込み、日野川沿いや大山のふもとを通る140キロのコースを走った後、最後のランで、40キロを駆け抜けました。
16日の米子市は、最高気温が37度の猛暑日となり、選手たちは、ボランティアから飲み物を受け取ったり水のシャワーをかけてもらったりしていました。
ことしの大会は、選手への声援ができるようになり、ボランティアは、「がんばって」などと大きな声で励ましていました。
スタートから8時間余りたつと、米子市の陸上競技場に選手たちが次々に到着し、待ち受けた家族などと一緒にゴールしていました。
男子の部で3連覇を果たした和歌山県の井邊弘貴さんは「皆生らしいアップダウンの多いコースで、この暑さの中、勝ち切れたのは大きいことです。給水でとても元気をもらえたのでよかったです」と話していました。
女子の部で3連覇した和歌山県の高橋真紀さんは「風が強かったので、特に暑さを感じることなく走れました。応援のおかげで、自分の中で120%のレースができました」と話していました。