知事が米子の高校生と意見交換 子育て施策に若者の声を反映

鳥取県の子育て施策に若者の声を反映させようと、平井知事は11日に米子市内の高校を訪問し、人口減少対策などについて生徒たちと意見を交わしました。

この意見交換会は、県が米子市の米子高校で行い、子育て施策について調べていた3年生の生徒8人、それに平井知事や県の担当者が参加しました。
生徒たちは、育児支援や待機児童の問題など事前に調べたテーマについて発表し、このうち育児支援について調べた生徒は「子育てには金銭的な負担もかかるため、多くの子どもを産んで育ててもらうために、金銭面でも支援をしていくことが必要だ」と発表しました。
また待機児童の問題について調べた生徒は「待機児童の問題を解決するには、保育士の賃金アップなどの処遇改善が欠かせない。女性だけでなく男性も育児に関わる環境づくりを進めることも必要だ」と発表していました。
これに対し平井知事は「貴重な話を聞かせてもらい、県の施策にすぐに生かしたいと感じた。鳥取県は、みなさんの将来を応援していることを忘れないでほしい」と応じていました。
参加した生徒は「高校生の意見を知事が真剣に聞いてくれているのが伝わり、うれしかった。安心して子育てができるまちにするとともに、自分も将来保育士になり、子どもの成長に携わりたい」と話していました。