マイナカード別人の障害者手帳ひも付け 連携一時停止 鳥取市

鳥取市は、マイナンバーに別の人の精神障害者手帳の情報が誤ってひも付けられていたケースが確認されたとして、マイナンバーカードの専用サイトの「マイナポータル」に、手帳の情報を連携させることを一時的に停止していると発表しました。

鳥取市は、県東部の1市4町の障害者手帳の交付や管理を行っていて、マイナンバーカードの専用サイト「マイナポ−タル」に、手帳の情報をひも付ける作業も担っています。
市によりますと6月29日、市民から「マイナポータルに自分のものではないと思われる手帳の情報がある」と問い合わせがあり確認したところ、本人のものではない精神障害者手帳の情報が誤ってマイナポータルに表示されていたということです。
これを受け市は、1市4町で精神障害者手帳を持つおよそ3000人の情報が正しくひも付けらているか確認するため、6月30日から手帳の情報をマイナポータルに連携させることを一時的に停止しているということです。
これまでのところ、ほかにひも付けのミスは見つかっておらず、氏名などの個人が特定される情報の流出は確認されていないということです。
こうしたミスが県内で明らかになったのは今回が初めてです。
鳥取市障がい福祉課は「心配や迷惑をおかけし申し訳ございません。早期に調査点検を進め正しくひも付けするとともに原因究明を進めたい」と話しています。