北栄町が副業を解禁 2人が公益性の高い活動にあたる

北栄町は、今年度から規則を改正し職員の副業を認めていて、現在2人の職員が副業として報酬を得ながら部活動の指導などの公益性の高い活動にあたっています。

地方公務員は、法律で原則副業が禁止されていますが、市長や町村長などの任命権者の許可があれば例外的に認められます。
北栄町では規則を改正して、ことし4月から副業ができる制度を導入し、在職1年以上で人事評価が標準以上の職員が、公益性の高い地域貢献活動を行う場合、週に8時間・月に30時間以内であれば報酬を得ながら活動することができます。
町によりますと、20代の職員2人から副業の申請があり、中学校の部活動の指導や、公民館の茶道教室の補助などにあたっているということです。
人口減少が進み、地域の労働力不足が深刻化する中、町職員の副業解禁が農業などでの人手不足解消のきっかけとなるのか注目されています。
北栄町産業振興課は「人口減少が進み農業分野などで担い手不足が深刻化しているので、町の活気に影響が出ないよう副業に取り組める制度を整えた。意欲のある人は利用してもらいたい」としています。