県内食品卸売会社などが香港のバイヤーと商談会

鳥取県産食材の販路拡大につなげようと、県内の食品卸売会社などが、香港のバイヤーにその魅力を紹介する商談会が開かれています。

この商談会は鳥取県産業振興機構が企画し、29日までの4日間の日程で、香港の大手食品輸入卸会社のバイヤーで社長の蔡紹霞さんが、県内のあわせて13の企業を訪問しています。
28日は鳥取市にある食品卸売会社「徳田商店」を蔡さんが訪れ、焼きさばや冷凍ののどぐろなどの加工食品を実際に試食しました。
蔡さんが「最も売れている商品はどれか」と質問したのに対し、徳田豪社長は腐りやすいさばを日持ちさせるために焼いた「焼きさば」の加工品だと答えていました。
このあと蔡さんは、海産物が保管されている倉庫を視察し、バイヤーは特産のイワガキやトビウオのほか、高級食材のトビウオの卵などに関心を示していたほか、香港に輸送するには何日かかるかなどを確認していました。
徳田社長は「海外の人が好みの味付けにできるような、味付けされていない製品などに海外展開の可能性を秘めていると感じた。人口最小県から世界に展開し商売の規模を大きくしたい」と話していました。