「水木しげるロード」で中学生が観光地の取り組みや課題を学ぶ

境港市の観光名所「水木しげるロード」で、地元の中学生が、地域の人から観光地としての魅力を高めるための取り組みや課題を学ぶ校外学習が行われました。

この校外学習は、境港市立第三中学校が、ことし9月に予定されている京都への修学旅行を前に、観光地に求められるまち作りの取り組みについて理解を深めようと行われました。
20日、3年生の生徒およそ70人が「食やお土産」や「防災」「バリアフリー」など5つのテーマに分かれて、水木しげるロードにある飲食店や土産物店などから聞き取りを行いました。
このうち防災をテーマにした生徒たちは、店の人に災害が発生したときの対応について尋ねていました。
これに対し店の人が「災害時は土地に慣れていない観光客を近くの避難所に誘導する」と説明すると、生徒たちは防災マップで避難所の場所を確認したり、近くにあるAEDの写真を撮って記録したりしていました。
生徒は「防災マップなど、今回学んだ内容をもとに京都の事例をたくさん知り、地域でもこうした取り組みを増やしていければよいと思います」と話していました。
生徒たちは今後、校外学習で学んだ内容をもとに、ことし9月上旬の修学旅行で実際に見学する場所や行程を検討することにしています。