智頭急行の恋山形駅 駅舎のリニューアル10年で記念イベント

鳥取県東部の山あいにある恋山形駅の駅舎がピンク色にリニューアルされてから10年となるのにあわせて、記念のイベントが行われました。

智頭急行の無人駅の1つ、恋山形駅は、名前にある「恋」の一文字から10年前の6月、駅舎をピンク色にリニューアルしました。
それから10年となるのに合わせて、10日、駅で記念のイベントが行われ、地元の高校生が県東部に伝わる伝統芸能、「麒麟獅子舞」を披露しました。
また、駅名を記した標識が鳥取県に伝わる「因幡の白うさぎ」の神話にちなんで、多くのハートの中に1匹の白いうさぎが隠されたデザインにリニューアルされ、訪れた人たちが次々に写真を撮っていました。
兵庫県から子どもと訪れた40代の男性は「駅はピンク色で写真に映えるし、雪の時でも鮮やかに見えるのがとてもいいと思います。子どもが大きくなった時にまた来たいです」と話していました。
智頭急行の西尾浩一社長は「地元に愛されるだけでなく、駅に来るために多くの人に列車に乗ってもらうこともとてもありがたいので、今後、誘客に向けても努めていきたい」と話していました。