三朝温泉の夏の打ち上げ花火 花火価格の高騰で寄付金募る

三朝町の三朝温泉で、毎年夏に、20日間余りにわたって行っている60発程度の打ち上げ花火について、花火の価格が高騰していることから、ことしの実施に向けてクラウドファンディングで資金集めが行われています。

三朝町の三朝温泉では、夏の夜、旅館に宿泊する人たちに花火を楽しんでもらおうと、9年前から、数日間行う打ち上げ花火を始め、3年前からは、7月から8月の20日間余りにわたり、平日の夜に、5分ほど60発程度を打ち上げています。
新型コロナウイルスの影響を受けた去年は、文化庁の補助を受けて、27日間にわたって、花火を打ち上げましたが、ことしは、補助金がない上、花火の価格が高騰し、従来の予算では、資金が足りなくなるおそれがあるということです。
このため、三朝温泉夏花火実行委員会は、不足分の150万円をクラウドファンディングで来月14日にかけて募っていますが、9日時点で50万円余りにとどまっています。
実行委員会では「毎日行う打ち上げ花火を三朝温泉の夏の風物詩としてさらに定着させるため、存続に向けて協力してほしい」と話しています。