干ししいたけの全国品評会 鳥取県が「団体」で日本一に

干ししいたけの出来栄えを審査する全国大会で、県内の農家が出品した干ししいたけが3つの部門で林野庁長官賞を獲得したほか団体の部では鳥取県が日本一となりました。

8日、埼玉県で開かれた「全農乾椎茸品評会」には、鳥取県を含む17の県から538点が出品され、干ししいたけのかさの開き方や大きさ、それに厚さで分けられた6つの部門で審査が行われました。
鳥取県勢は、▼「大葉厚肉」で鳥取市の森正寿さん、▼「中葉中肉」で日野町の上谷春さん、それに▼「上どんこ」で鳥取市の長谷川和郎さんが、あわせて3つの規格でいずれも上から2番目にあたる林野庁長官賞を受賞しました。
このほか県勢では3人と1団体が入賞し、それぞれの規格での受賞結果を総合的に判断して県別の順位を決める「団体の部」では、鳥取県が優勝を果たしました。
鳥取県が優勝するのは、平成28年以来7年ぶり6回目です。
JA全農とっとりは、「ことしは古い原木からのしいたけの発生が低調で収穫量が伸びず、厳しい環境だった。こうした状況の中でも日本一を獲得できたことは県内の生産者にとっても大きな励みになると思います」と話しています。