鳥取商業高と海上自衛隊が開発 シカ肉使ったカレーの試食会

鳥取市内の高校生と海上自衛隊が協力して開発した、県内で捕獲されたシカの肉を使ったカレーの試食会が開かれました。

鳥取商業高校は、県内で捕獲されたシカの活用に貢献しようと「海自カレー」で知られる京都府舞鶴市にある海上自衛隊の隊員に協力してもらって、去年9月からシカ肉を使った「ジビエカレー」のレシピの開発を進めています。
5日、このレシピをもとに実際に「ジビエカレー」の提供を始めることにした、鳥取市のレストランのシェフが作ったカレーの試食会が開かれ、高校生と自衛隊員も参加しました。
カレーには圧力鍋で煮込んだ大きなシカ肉のほか、鳥取県産の梨のペーストや白ネギなども使われていて、高校生や自衛隊員はシカ肉の食感や風味が生かされているかや、どの程度の辛さにするかなどについて意見を出し合っていました。
ジビエカレーは早ければ6月末からこのレストランで提供される予定です。
参加した鳥取商業高校3年の澤春菜さんは「ジビエをあまり知らない人や、臭みであまり良い印象を持っていない人たちにも食べてもらいたい」と話していました。
また海上自衛隊第4術科学校で、ふだんは調理担当の隊員を指導している三浦鉄将1等海曹は「高校生に料理の楽しさや、食材を扱う楽しさを今回のカレー作りで伝えることができたのでは」と話していました。