ひまわりの種を福島県の震災被災地に 鳥取市でことしも種まき

東日本大震災で被災した福島県にひまわりの種を送る活動がことしも始まり、鳥取市に設けられた花壇で種まきが行われました。

この活動は、福島県のひまわりを全国各地で育てる取り組みに協力している団体が8年前から鳥取市で行っています。
種まきには地元の親子連れなどおよそ15人が参加し、初めに花壇の石や雑草を取り除いた後、鍬やスコップで土に溝を堀り、畝を作りました。
そして、福島県から送られてきたひまわりの種と事前に育てた高さ3センチほどの苗を植えていました。
ひまわりは、順調に育てば8月上旬ごろに見頃を迎え、その後、種を収穫して福島県のNPO法人に送り返し、福祉作業所で種から油を取る作業に使ってもらうということです。
種まきに参加した6歳の女の子は「種を土に埋めるのが楽しかったです。きれいに咲いてほしいです」と話していました。
種まきを行った「災害支援ネットワークNPOかけはし」の奥村由美さんは「この取り組みは、福島で風評被害を受けて、仕事がなくなった障害のある方たちの新しい仕事につながっています。きれいなひまわりが咲いて、種がたくさんとれたらいいと思います」と話していました。