「水木しげる記念館」新しい施設建設で安全祈願

建て替えが進められている境港市の「水木しげる記念館」で、新しい施設の建設が始まるのを前に、安全祈願が行われました。

「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる、境港市出身の漫画家・水木しげるさんの作品などを展示している「水木しげる記念館」は、老朽化のため、ことし4月から建て替え工事が始まり、古い施設は解体されました。
新しい施設の建設が始まるのを前に、境港市や建設業者、それに施設の運営に当たる水木プロダクションなどの関係者が参加して安全祈願が行われ、伊達憲太郎市長がくわ入れをした後、参加者が玉串を捧げて工事の安全を祈りました。
新たな施設は2階建てで、延べ床面積はこれまでの1.5倍のおよそ1700平方メートルになります。
展示や資料保存の機能を強化し、新たに水木さんの貴重な原画を紹介する展示スペースや資料の保管庫を設け、来年4月のオープンを予定しています。
水木プロダクションの原口智裕代表取締役は「水木しげるや、水木作品のファンに満足してもらえる施設を目指したい。定期的に企画展を行い、何度でも見てもらえる記念館にしたい」と話していました。
境港市の伊達市長は「水木さんには漫画家や妖怪研究家などいろいろな面があるので、しっかりと伝える施設にしていきたい」と話していました。