砂丘周辺の観光振興を県と鳥取市が協議 渋滞対策も検討へ

鳥取砂丘周辺の観光振興について県と鳥取市が話し合う会議が開かれ、2年後の「大阪・関西万博」に向けて観光情報の発信を進めるとともに周辺道路の渋滞対策も検討していくことになりました。

会議には、県と市の観光や都市整備の担当者10人が出席し、2年後に開かれる「大阪・関西万博」に向けた取り組みについて議論しました。
この中で県の担当者は、▼万博に県が出展するブースは、鳥取砂丘の砂を床に敷き詰めて砂丘をイメージしたものにすることや、▼ブースで紹介した観光スポットや自然を現地で体験してもらう「聖地巡礼」型のイベントを検討していることを報告しました。
そのうえで、県と市は、▼SNSを使って国内外に砂丘の観光情報を発信するほか、▼砂丘で行われる民間のアクティビティーを支援することなどを確認しました。
また、観光客の増加に伴って、砂丘周辺で大規模な渋滞が発生するおそれがあることから、砂丘に向かう道路の拡張を検討することになりました。
鳥取県の亀井一賀副知事は「万博の前に、来年度はねんりんピックも開催され、鳥取に多くの人が来ると予想される。魅力の磨き上げや渋滞対策などに県と市が連携して取り組んでいきたい」と話していました。