電気料金値上げ 家庭以外からも大きな影響出ると不安の声
電気料金のうち、家庭向けなどの「規制料金」の値上げが国から認可されたことを受けて、中国電力でも6月の使用分から平均で26%の値上がりとなります。
こうしたなか県内では、家庭以外からもこうした値上げが今後も続けば、大きな影響が出る可能性があると不安の声が出ています。
鳥取市のクリーニング工場では、ことし1月の電気料金は、ほぼ同じ消費電力だった去年と比べておよそ1.6倍となりました。
この工場では節電を徹底するとともに、ことし2月には作業するときに手元を照らす電球を、すべてLEDに交換するなど対策をしてきました。
しかし重油やハンガーなどの値段も高騰していることから、ことしに入っておよそ半分の商品の価格を引き上げたため、さらなる値上げは難しいと感じています。
そのため電気料金の値上げが今後も続いた場合、経営に深刻な影響が出る可能性があると不安を感じています。
福喜屋クリーニングの平木智之専務は「去年も続けた節電を社員全体で心がけたいと思いますが、今後さらに電気代が上がるとなると厳しいです」と話していました。