鳥取市の県議 選挙区内の有権者への寄付で略式起訴

4月に行われた鳥取県議会議員選挙で当選した、藤縄喜和議員が、自身の選挙区に住む知人に食品セットを贈っていたとして、選挙区内の有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反の罪で、鳥取区検察庁に略式起訴されました。

30日に略式起訴されたのは、鳥取市選挙区選出の鳥取県議会の藤縄喜和議員(71)です。
検察によりますと藤縄議員は、去年8月から12月にかけて、自身の選挙区にあたる鳥取市内に住む知人あわせて35人に、中元や歳暮としてあわせて17万円あまり相当の食品セットを贈ったとして、選挙区内の有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反の罪に問われています。
検察によりますと、これまでの調べに対し議員は寄付について認めているということです。
藤縄議員は2019年からおととしまで、県議会議長を務めたほか、4月の県議会議員選挙で4372票を獲得して6回目の当選を果たしていました。
略式起訴されたことについて議員は、これまでのところNHKの取材に応じていません。