県が犬猫の譲渡サイト“鳥取わんにゃん家族”開設

犬や猫の殺処分ゼロを目指して、鳥取県は県内で犬や猫を譲り渡したい飼い主と、引き取りたい人を結びつけるインターネットの専用サイトを開設しました。

鳥取県が開設したのは「鳥取わんにゃん家族」というインターネットサイトです。
サイトでは、県内在住で犬や猫をやむをえない理由で飼うことができなくなった人が、利用登録をした上で、そのペットの写真や性別・年齢・性格などの情報を掲載し、新しい飼い主を募集します。
引き取りたい人は、サイトのチャット機能を使って直接、譲り渡したい人とやりとりし、実際に引き取るかを判断します。
また保健所やボランティア団体で保護されている犬や猫の情報も掲載されていて、希望する人はこうした団体ともやり取りをすることができます。
鳥取県はトラブルを防止するため、必要に応じてチャットの内容を確認することにしています。
鳥取県内では、倉吉市にある動物愛護施設「アミティエ」をはじめ、ボランティア団体が積極的に譲渡活動を進めているため、2021年度に殺処分された犬はゼロとなりましたが、猫は42匹にのぼっています。
鳥取県くらしの安心推進課は「飼い主はペットがその命を終えるまで適切に飼育する責任がある。ただどうしても飼うことができなくなる場合は、サイトの活用を検討してほしい」と話しています。