中国地方最高峰・大山で登山道の点検や補修 夏山シーズン前に

本格的な夏山シーズンを前に、中国地方最高峰の大山で登山道の点検や補修が行われました。

標高1729メートルと中国地方最高峰の大山は、6月4日に夏山開きが行われます。
これを前に17日、鳥取県山岳・スポーツクライミング協会や警察、地元の観光団体などおよそ20人が参加して、多くの登山者が利用する2つの登山道を点検しました。
このうちの一つ「夏山登山道」では、冬の間に道が傷んでいないか見て回った上で、雪の重みや強風で折れたとみられる長さ1メートル以上の木を見つけると登山道の外に撤去していました。
また雨水で登山道が浸食されるのを防ぐために、登山道脇に設置されている「水叩工」と呼ばれる石造りの排水設備に、冬の間にたまった土や落ち葉をスコップを使って取り除いていました。
鳥取県山岳・スポーツクライミング協会の生田裕貴さんは「今回は水はけをよくする作業を行ったが、思った以上に土や葉が詰まっていて水の流れが悪くなっていたと思う。夏山登山道は整備されていて歩きやすくなっていると思うが、これからの季節は熱中症に気を付けてほしい」と話していました。