オムロン 倉吉の子会社で太陽光発電活用し電子部品の生産開始

大手電子機器メーカー「オムロン」は、温室効果ガスを削減するため、倉吉市の子会社で、15日から太陽光発電を活用して電子部品の生産を始めました。

京都市に本社を置く大手電子部品メーカー「オムロン」は、倉吉市の子会社を含めた国内に5つある電子部品を生産する拠点すべてで、太陽光発電を活用した生産を始めました。
このうち、家電や自動車に使うスイッチなどを生産する倉吉市の子会社では、事業所内の空きスペースに太陽光パネルを敷き詰めて、15日から太陽光発電を活用しています。
「オムロン」は、5つの生産拠点で電力使用量の10%程度を太陽光発電でまかなう予定で、2050年までに世界各地にあるグループ全体で、温室効果ガスの排出量ゼロを目指すとしています。
「オムロンスイッチアンドデバイス」の長江豊社長は「地球温暖化防止のための取り組みを進めないと、企業も社会も成り立たないので知恵を絞り全力で進めていきたい。また脱炭素化に積極的に取り組んでいる企業との取引を増やすなどして、サプライチェーン全体で活動を広げてきたい」と話していました。