鳥取県を東西に往復 国内最長級の自転車イベント開催へ

鳥取県を横断する国内最長クラスのコースを走る自転車イベントが来月(6月)行われるのを前に、主催団体が県庁を訪れて意気込みを語りました。

このイベントは、海沿いの国道9号線を中心にした「鳥取うみなみロード」を自転車愛好家に体験してもらおうと、県中部で観光振興に取り組む団体が初めて開催します。
12日は、サイクルジャージに身を包み、自転車を抱えた主催団体の代表が県庁を訪れてイベントの開催を報告しました。
イベントは来月18日に行われ、コースは鳥取県を東西に往復する形の全長およそ250キロで、1日で行う自転車イベントとしては国内で最長クラスだということです。
「鳥取うみなみロード」について、鳥取県は、令和7年度までに国の「ナショナルサイクルルート」への指定を目指していて、団体は、「県内外のサイクリストに魅力を伝えていきたい」と意気込みを伝えていました。
参加申し込みは、来月4日までインターネットで受け付けているということです。
イベントを主催する「鳥取中部ツーリズム協議会」の藤井政至代表は「イベントのコースは交通量が少なく走りやすいので、参加者には西部と東部で異なる日本海の表情を楽しんでもらいたい」と話しています。

【コースは全長250キロ】
来月行われるイベント、「鳥取うみなみ250」では国内最長クラスとなる250キロのコースを参加者が自転車で駆け抜けます。
コースとして活用されるのは境港市から岩美町までの国道9号線沿線のサイクリングルート「鳥取うみなみロード」。
沿線地域を活性化しようと3年前に整備されました。
スタート時間は午前6時。
湯梨浜町の中国庭園、「燕趙園」出発します。
参加者はまず西へ向かい、77キロ離れた境港市の「境夢みなとターミナル」で折り返し、再び燕趙園へ戻ります。
その後は鳥取市の農産物の直売所「わったいな」で再度折り返し、午後7時までの制限時間内に燕趙園までに戻ることになっています。
国内最長クラスの過酷なコースとなることからイベントの主催団体は参加者に「体調を整えるとともにパンクした際には自ら修理する必要もあるので装備の準備も万全にして挑戦してもらいたい」と話しています。