「天の真名井」 老朽化した水車小屋の修復工事始まる 米子

米子市淀江町の名水「天の真名井」で、老朽化した水車小屋の修復工事が始まりました。

米子市淀江町の高井谷地区にある湧き水、「天の真名井」は、環境省の名水100選に選ばれた観光名所ですが、50年以上前に建てられ、シンボルとして親しまれていた水車小屋が老朽化し、水車が動かなくなっています。
このため、地元の高井谷自治会は、県や米子市からの補助金と、クラウドファンディングで集めた寄付金を活用して、水車小屋を修復することを決め、2日から工事を始めました。
自治会の人たちが、水車小屋に集まり、チェーンソーなどを使って水車や歯車を解体し、小屋から運び出しました。
自治会は、今後、かやぶきの屋根をふき替え、水車を新調し、歯車を取り付けてことし秋に再び動かしたいとしています。
そして、湧き水の力で水車を回し、地元で収穫した米を精米して、訪れた人が食べられるようにするということです。
高井谷自治会の森田充さんは、「クラウドファンディングでみなさんからいただいた期待に応えられるように、自治会全員で努力して水車を元どおり回せるようにしたいです」と話しています。